大東流合気柔術世田谷支部の近況

大東流合気柔術世田谷支部では、新型コロナウィルス感染拡大および緊急事態宣言等の社会的対応を踏まえ、引き続き公式の稽古は休止中ですが、支部員各自での稽古、鍛錬、研究は鋭意継続しています。最近ではそれぞれが動画撮影したものを私がチェックする等の工夫を行っているほか、いよいよオンラインによる稽古も開始することにしました。

組み稽古が出来ないことは制約ですが、その代わり、立ち方、座り方、構え、歩き方(運足)、技法の形、呼吸といった基本を徹底して稽古するまたとない機会となっています。これは必ず今後の稽古に活きてくるでしょう。

また、大東流合気柔術全体では、先日、近藤勝之本部長、近藤昌之副本部長の下、国内外約30名の支部長によるオンライン・ミーティングが行われ、各国各支部の安否、近況を確認するとともに、門下一同、現在のコロナ禍を乗り越え、アフターコロナにおいては武道を通じて社会の復興に貢献していくという決意を新たにしました。

私たちは、数か月前には想像もしていなかったコロナ禍という困難に直面していますが、こういうときこそ自分を見失わずどう振る舞うか、どう生きるかということが、私たちが武道を修行する一つの意味であると思います。そして、この経験を糧にしてこれからのよりよい人生、よりよい未来を切り拓いていく必要があります。

朝の来ない夜はない。そして夜明けは近いです。
頑張りましょう!

大東流合気柔術
世田谷支部長 臼山秀遠