修行訓
稽古の終わりにはいつも、門下生全員で「大東流合気柔術修行訓」を唱和します。
世田谷支部では、各門下生が持ち回りで音頭を取ります。外国人も例外ではありません。日本人でさえ難しい言葉遣いを一生懸命覚えます。最初のうちは、言葉を丸暗記し、間違えないように声を張り上げるだけで精一杯ですが、毎回唱和していると、自然にその意味を考えるようになり、言葉に心が伴うようになってきます。
そうすると、次第にシンプルな言葉の中に深い意味が含まれていることが分かってきます。修行訓は、道場の中や武道修行のみならず、日常生活や人生そのものに通用する教えです。
大東流合気柔術副本部長・世田谷支部長
臼山 秀遠